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#70 magazine

CLIP「月刊:種ともこ」第九号
LIVE:「瞬間的 弦楽四重奏団 -2008年秋公演-/081125」

CD「YANCY:ニューアルバム『TASOGARE-JOHN』」

連載コラムTERA'S SOUNDTRACK REVIEW #70/「遠すぎた橋」
連載:「DOGMA #4」by ミヤサキワタル



 種ともこ 特別企画「月刊:種ともこ」第九号


種ともこ 特別企画「月刊:種ともこ」第九号。

種さんの活動、近況やメッセージ等をお届けしています。
お時間ある時に、お楽しみ下さい。(第八号はコチラ)(第十号はコチラ)

タイトル:「種ともこ:"雪月花" 2008-2009」終了しました!
日時: 2008年11月22日(土) 開場 18:30 / 開演 19:00
会場: 東京・渋谷「7thFLOOR」
料金: 前売 \2,500 / 当日 \3,000(1ドリンク・\500別)
出演: 種ともこ、柳原陽一郎
問い合わせ・チケット予約:7thFLOOR 03(3462)4466


    

種ともこさんの詳しいインフォメーションは、オフィシャルサイトまで!

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月刊:種ともこ」第九号

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 「瞬間的 弦楽四重奏団 -2008年秋公演- / 2008.11.25」


2008年春に誕生した 「moment string quartet (瞬間的 弦楽四重奏団)」。

第一ヴァイオリン;紗由。第二ヴァイオリン;木野裕子。
チェロ;郷田祐美子。そして、ヴィオラ(&アレンジ);小弥祐介。

この4名の演奏家による素敵な弦楽エンタテインメント。
ジャンルはクラシックに留まらず、様々な音楽が溢れるひとときに。

11月の秋公演は、来年の新たな動きを予告する、
カルテットの枠を越えた新編成(moment strings ensemble)、
弦楽五重奏などを含めた内容で演奏する予定です。

タイトル:「瞬間的 弦楽四重奏団 -2008年秋公演-」
終了しました!

日程:2008年11月25日(月)

時間:18:30開場/19:00開演

場所:池袋「鈴ん小屋」03-6382-7273
(東京都豊島区東池袋1-47-1庚申ビルB1F)

出演: 瞬間的 弦楽四重奏団 + moment strings ensemble
(紗由、木野裕子、有馬真帆子:Vn/小弥祐介、羽藤尚子:Va/郷田祐美子:Vc)
ゲスト:井沢彩萌(Vo,P)、間宮工(G)

料金:予約2,800円/当日3,000円(共に1drink別)

予約: 池袋「鈴ん小屋」03-6382-7273


ストリングスが奏でる素敵な音楽の一夜。
  
  


 「YANCY/ New Album『TASOGARE-JOHN』」


YANCY。4年ぶり、ファン待望のニューアルバムがリリース!

NEW ALBUM「TASOGARE-JOHN」YANCY

「SONG FROM SUNNY SKY」から4年。

ついにYANCYのニューアルバムが完成。
黄昏をテーマに書き下ろされた全9編のストーリー。
前作にも増して、ドリーミーでせつなさを兼ね備えたYANCY WORLD。

「TASOGARE-JOHN @ YOKOHAMA」
終了しました!
「YANCY NEW CD『TASOGARE-JOHN』 発売記念第二弾SPライブ」
日時:12/17(水)  横浜サムズアップ
時間:open: 19:00/start: 20:00
チケット:前売:¥3,000、当日:¥3,500
出演:YANCY(VO.KEY)、関 潤二郎(A.G)、佐藤克彦(A.G)、八橋義幸(E.G)、MAI (KEY)、笠原敏幸(E.B)、椎野恭一(DR)、高橋結子(PER)

YANCYさんの詳しいインフォメーションは、オフィシャルサイトまで。

Now On Sale!
NEW ALBUM「TASOGARE-JOHN」


連載  Soundtrack Review by TERA@moment

TERA's Soundtrack Review このコーナーでは毎月1枚、映画のサントラを作品と共に紹介します。


#70

『A BRIDGE TOO FAR/邦題:遠すぎた橋』

音楽:ジョン・アディスン/JOHN ADDISON

1977年/英+仏/リチャード・アッテンボロー監督
2時間55分。ジョセフ・E・レヴィン
リチャード・P・レヴィン製作総指揮。
ジェフリー・アンスワース 撮影監督。
コーネリアス・ライアン原作。ウィリアム・ゴールドマン脚本。

ダーク・ボガード、ショーン・コネリー、
ジーン・ハックマン、 マイケル・ケイン、
エリオット・グールド、 アンソニー・ホプキンス、
ジェームズ・カーン、ロバート・レッドフォード、
ライアン・オニール、エドワード・フォックス、
マクシミリアン・シェル、ハーディ・クリューガー、
リヴ・ウルマン、ローレンス・オリヴィエ 他競演。

60年代、70年代にかけて大活躍した豪華オールスターキャストで製作された戦争映画。「史上最大の作戦」で語られたノルマンディ上陸作戦に次ぐ、マーケットガーデン作戦をベースにいくつかのエピソードを繋ぎ合わせて構成されている。イギリスとフランスの共同映画。戦争映画「大脱走」に主演したリチャード・アッテンボローがその当時から温めていた企画で自ら映画化。

映画的には、あまり成功した作品ではないが、その時代の映画を観ている人にとってはキャスト陣だけで充分に楽しめる内容に。

ヨーロッパ勢のオールスターキャストが素晴らしい。
まだ当時は優しい表情していたアンソニー・ホプキンス、名優ハーディー・クリューガーとダーグ・ボガード。
その当時かなり渋めの演技者から、ジェームズ・カーンとエリオット・グールドは少しイメージがかぶりつつあったアクション俳優、
ジーン・ハックマン、ロバート・レッドフォード、ライアン・オニールなどは、アメリカ映画の主役級の大スターでした。
「007」のショーン・コネリーは 「史上最大の作戦」にて、上陸直前に海に落ちる役でチョイ役出演もしています。
個人的に当時ハマっていた俳優のマイケル・ケインとマクシミリアン・シェルが特に記憶に残っています。
ローレンス・オリビエとリブ・ウルマンの重厚な演技が、平和への希望をテーマにしたエピソードに。
必要かどうかは別として、とにかくこの規模のオールスターキャスト映画大作はコレ以降は製作されていない気がします。

「戦争映画」というジャンルは、既に個人的には現在捉え方がとても難しく、単なる娯楽映画として観られないのですが、
この映画までは、お茶の間の娯楽的に戦争映画を「劇映画」として楽しんだのかも知れません。
あえて、今回この作品を選んだのは、音楽がとても素晴らしい事。そして、このサントラが既に廃盤で貴重な音源であるという事。
メインテーマであるマーチも良いですが、ローレンス・オリビエが登場する場面などで流れる曲。とても物悲しく展開する、
もうひとつのテーマ曲(M-2:「A Dutch Rhapsody」)が、対照的に哀愁或る音楽になってます。

ジョン・アディスンは、50年代から、「引き裂かれたカーテン」「トム・ジョーンズの華麗な冒険」「探偵<スルース>」など、
英国らしい名作映画の音楽を担当して、晩年はTV作品を中心に活躍した作曲家です。

戦争娯楽映画はもういらない。石油の利権の為に戦う事も、国の利益の為に戦う事も、家族の為に戦う事も、友人の為に戦う事も、
そう対して大差ない。戦う事や戦わされる事や戦いに巻き込まれる事が生み出される事の無い世の中になるよう願うだけである。
デ・パルマ監督の新作の様なドキュメントタッチで描かれる戦争映画については、これからも見つめて行きたいと思う。

このサントラCDは、既に廃盤です。
DVDは、セル(ボックス、単品)&レンタル共に、リリースされています。
オールスターキャスト映画を楽しみたい方にお勧めです。お時間ある時に是非!

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連載  「DOGMA #4」(全7回)  by ミヤサキワタル(Wataru Miyasaki)