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momentが注目したカルチャーやイベント情報、コラム等掲載のNEWS MAGAZINEです。

#44
contents

CLIP:2006.08.30「SUMMER SESSION 2006/スペシャルメッセージ
CLIP:2006.09.11「セプテンバーコンサート2006
CLIP:「月刊ピカソvol.13/Official Bootleg Live PART2」

連載コラム:TERA'S SOUNDTRACK REVIEW #44/ビッグウェンズデー
散文詩:「#14/」 KanaT



 「moment SUMMER SESSION 2006/スペシャルメッセージ」


2006年8月30日に開催する「SUMMER SESSION 2006」の出演者の方々からの、
映像メッセージを御届け致します!何が飛び出すのか?観てのお楽しみです!

日時:2006年8月30日(水)
タイトル:moment presents「SUMMER SESSION 2006」
出演アーティスト
杉 真理藤岡正明我那覇 美奈瀬木貴将
リクオYANCYありましのAisa/塚元香名東 雄一朗/飛入りゲスト有り

サポートミュージシャン
:西本明/河野道生/横内タケ/徳武孝音/他
場所:daikanyama 晴れたら空に豆まいて
   〒150-0034 渋谷区代官山町20-20モンシェリー代官山B2 
時間:18:00開場/18:30開演予定 (22:30終演予定)
料金: 前売予約3,500円/当日4,000円 (1Drink別)
予約: daikanyama 晴れたら空に豆まいてTEL03-5456-8880 チケット予約受付中!

         

Movie

「SPECIAL MASSAGE」
"SUMMER SESSION 2006"

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(BB環境のある場所にて、お楽しみ下さい)





 2006.09.11「セプテンバーコンサート2006」


昨年に引き続き、庄野真代さん、鈴木雄大さん達が、その有志の仲間と共に、
日本全国、プロアマ問わず、沢山のアーティストとミュージシャンが、
その地元のライブハウス等に一同に集い、歌を通して平和を謳う大きなイベントが
今回は、前回の33カ所を大きく上回り、全国47カ所で盛大に開催されます。

momentも前回に引き続き、映像制作で参加すると共に、東京・代官山の、
新しいライブハウス「晴れたら空に豆まいて」 にて、共同企画で参加します。
当日は、momentから繋がる音楽家の皆さんも大勢参加する事が決定しています。

是非、9月11日、お時間ある方は、お近くのサテライト会場にて、
素敵な音楽を聴いて、歌って、身近な所で平和を考えてみる時間を作って下さい。

どうぞ宜しくお願いいたします!

最寄りの会場や出演者、コンサート主旨等の、
詳しいインフォメーションは、オフィシャルホームページにて



『September Concert 2006』
9.11は、ぜひ最寄りの開場へ!



 月刊ピカソvol.13/Official Bootleg Live PART2」


「月刊ピカソ」。その13巻目でございます。2006夏の巻。
このコーナーは、ロックバンド「ピカソ」のメンバーにより、
近況やニュース、生演奏等を、映像メッセージでお送りする企画です。

ゴールデン☆ベストのリリース、新譜製作などの活動が気になるところですが、
前回に引き続きまして、momentが記録していましたライブテイクの中から、
厳選した楽曲を「Official Bootleg Live」として御届け致します。
何が飛び出すのかは、観てのお楽しみです。お時間ある時に是非!
今回の楽曲のヒントは「ゴールデン☆ベスト」「メゾンクラシカ」。

ピカソの詳しいインフォメーションに関しましては、
ピカソ・オフィシャルHP(http://www.pro-picasso.com/)まで。



Movie

「月刊ピカソvol.13」
配信終了
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(BB環境のある場所にて、お楽しみ下さい)




連載  from TERA

TERA's Soundtrack Review このコーナーでは毎月1枚、映画のサントラを作品と共に紹介します。          

#44
『『Big Wednesday/邦題:ビッグ・ウェンズデー』

音楽:ベイジル・ポールドゥリズ (Basil Poledouris)

1979年/米/ジョン・ミリアス監督・脚本作品。2時間00分。
バズ・フェイトシャンズ製作。ブルース・サーティス撮影監督。
ジャン=マイケル・ビンセント、ウィリアム・カット、
ゲイリー・ビジー主演。
パティ・ダーバンビル、リー・パーセル、バーバラ・ヘイル他共演。

70年代後半から80年代前半に活躍した若手男優3名が競演の青春映画。
監督ジョン・ミリアスの実話を元にベトナム戦争と向き合う
サーファーの若者たちの数年間に渡る感動のストーリーである。

脚本家出身のジョン・ミリアスのストーリー展開が、観るものを
その時代背景まで上手く誘い込み、ラストシーンまで心踊らされるのだ。
ハリウッドではタカ派で知られるミリアスの危なさは、
この映画ではあまり見られない。
撮影監督のブルース・サーティスは、この頃がピークだった。
あのダーティハリーシリーズをはじめとした、イーストウッド映画のカメラマンである。
80年に入っても「卒業白書」や「ビバリーヒルズコップ」で、その手腕を発揮している。
個人的に記憶に残るのは、ジョン・ウェイン最後の映画「ラストシューティスト」で、
ラストの壮絶な撃ち合いは映画史に残るものであったと思う。
映画の中のドンパチは、子供心には見せ物としてのエンターテイメントであったが、
この映画の様に背景として、"ベトナム戦争”という真実でリアルな時代背景を知ると、
いつしか、娯楽としても無邪気に「ドンパチ」は観れなくなってくる。

音楽については、この作品のロードショウ上映時、日本語のイメージソングが流れていた。
今で言うタイアップソングなのだが、当時は本命盤テーマソングのごとく、テレビやラジオ、映画館等でバンバン流された。
川崎龍介という当時の歌手が歌っていた『こころに海を』というシングルは、
多分、当時、映画館でこの映画を観た人ならば、確実に思い出してしまう楽曲だと思う。
他にも「マッドマックス」や「ナイル殺人事件」等々、偽主題歌が一般に知られた。

また、この映画には、「グリーンオニオンズ」等の60年代ヒット曲が数多く流れていたりする。
「ラストショー」や「アメリカングラフィティ」辺りの映画から、この手法が流行出したのだと思う。

主役の一人を演じるウィリアム・カットについてだが、TV作品の「アメリカンヒーロー」という、
スーパーマンもどきの主人公が登場するドラマシリーズが、なかなかの傑作で面白かった。
この映画の中では、実の母親で名女優のバーバラ・ヘイルと親子競演を果たしている。

CDは輸入盤のみ。限定3,000枚プレス。渋谷すみや等のサントラショップでは見つかりやすいと思います。
DVDはセル版レンタル版ともにいつでも観れます。お勧めの一作です。

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連載  散文詩:「#14/もう一度」 KanaT


 
  「
もう一度」 by KanaT           
  
  悲しみの汽笛を鳴らし
  汽車が僕の部屋の前に止まる。
  何かを変えられると信じて
  僕は一人、汽車に乗り込んだ。
  汽車よ。
  風みたいにもっとはやく
  僕を運んでいけ。
  窓の外は
   憎しみあう者 殺しあう者 
   心を失う者 命を絶つ者
  そんな景色であふれている。
  
  争いは果てしなく続き
  死の雨を線路に叩きつける。
  汽車は破滅に向かって
  ただ、街を走り抜けていく。
  
  汽車よ。
  どうかずっと遠くに
  僕を運んでおくれ。
  窓の外は
   軽蔑の音 殺戮の音
   行き場なき音 絶望の音
  そんな旋律が響いている。
  
  到着したのは永遠の暗闇の中。
  流れるものもない位、傷付けあったのに
  僕は今も幸せを望んでいる。
  
  何かを変えられると信じて
  僕は汽車に乗ったはずだった。
 
  僕はもう一度、涙を流せるだろうか?
  僕はもう一度、信じられるだろうか?
  
  僕はもう一度、
  
  生きようと思えるだろうか?
  
  汽車の外で争いはいつまでも続いている。


  
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