TERA(以下T):『Unlimited Broadcast』の前身とも言える『太陽の塔』の解散はいつだったんですか? 
                
              
 
                井垣(以下Iga):解散。99年の4月ですね。
               T:まず、その辺りのことを聞かせて下さい。 
              石塚(以下Ishi):元々レコード会社にいたんですけど、1998年の末ぐらいに契約切れたんですよ。で、99年の頭からは自分らだけでやってたんです。 
              
              Iga:事務所はあったんですけどね。
               Ishi:事務所はちゃんとあったんですけど、そういう感じの事になると皆わりと独自の事とか考え出す人とかがやっぱり出てくる訳ですよね。ギターの人はライブハウスのブッキングマネージャーやってて、キーボードの人は自分で楽曲を作って作詞作曲家として活動したい。だんだん皆の考え方がバラバラになってきたっていうのが元々の解散の経緯。
               Iga:給料が出なくなったのが98年の12月末で、翌年の3月にはもうその話が飛んだからね。3ヶ月もたなかったっていう、金がなくて。
               Ishi:生々しい話ですよ。
               Iga:そういう事ですね。
               
Ishi:そういう契約になった時期ぐらいから、なんとなく全員が曲とか作り始めてて、自分の作った曲は自分が歌いたいみたいな事になって、バンド内が、あまりしっくりは来なくなってきた事は間違いないんですけど、一番の原因はやっぱりCDを出せる見込みが無くなってしまったみたいな所は大きかったかもしれませんね。
               T:それで『太陽の塔』解散決定からは、どういう動きだったんですか? 
              Ishi:99年の7月まではバンドまだ『太陽の塔』やってたんで。それ以降、井垣君と「じゃあ新しいバンドをやろう」という事になって。
               Iga:そうそう。解散がもう決まってたのは99年の3月ぐらいなんですよ。でもまあ一応解散ライブをちゃんとしようってことで、最後ワンマン大阪と東京だけ演ったのかな。それが7月だったんですよ。それまで一応引っぱったんですよ。でも解散すんのはもう分かってたんで各自水面下では動いてて、俺らもベースのEIJIと接触したんは多分5月とか位かな?
               
EIJI(以下E):そうすね。
               Iga:チョロチョロと別で曲作って、お互いに練習したりとかはしてたんですよ。
               T:EIJIさんとの出会ったきっかけは何だったんですか?
               Ishi:共通の友達がいたんですよね。
               E:『ウィッチクラフト』っていうバンドやってまして、そのボーカルがリーダーの友達だったんです。
               Ishi:で、一回ライブ観に来てくれっていう風に言われたら、まあコイツが当然ベース引いてる訳ですよね。パッと観て「これはカッコイイな」と。結構昔になるけど10年も経ってない?結構前やな?
               Iga:10年経つかよ、お前。
               Ishi:でもな、1997年ぐらいに会ってるよ俺ら。6年とか。
               E:そうですね。
               Iga:5年やないか(笑)。
               Ishi:元々僕と井垣君で『太陽の塔』のデモテープを作ってたんですよね。で、各自他のメンバーは打ち込みで作ってたんですけど、僕ら2人で作ってたからベ−シストがいなかったんですよね。そういう機械もなかったし。「ちょっと一緒にデモテープやれへんか?」って言ってたんです。結果としてはやらなかったんですけど、そういうのでずーっと交流は続けてたんで。で、『太陽』とか解散した時には「コイツと絶対やりたいな」という思いのもと声をかけたんです。「他のバンドやっててもええわ」いうぐらいの勢いで。
               T:『Unlimited Broadcast』というバンド名が付いたキッカケっていうのは何だったんですか?
               Ishi:名前はね、一番最初に居酒屋へ3人で飲みに行った時にエイジ君が『無限放送』っていう…。
               E:バンド名はどうかと。
               Iga:そうだな、一番最初から言ってたな、そういえばな。
               E:そうですね。 筒井康隆さんの『農協月へいく』っていう本の中の『経理課長の暴走』っていう短編小説があって、そこに『無限放送』っていう言葉が出て来て、その小説もすごい面白かったし、『無限放送』って言葉自体にすごいインパクトを感じて。
               Ishi:ファーストアルバムのタイトルにもなってる『無限放送』なんですけど。まあそれは結構良い名前だなと。で、筒井康隆さんの小説からとったっていうのも良いなと。僕と井垣君、筒井康隆さんの高校の後輩なんですよ。30年ぐらい下の後輩。で「まあそういうのって繋がってるな?」とか思って。『無限放送』でまず作業した訳ですよ。まあ元々僕と井垣君が『太陽の塔』っていう大きい漢字のコテコテのバンド名でやってたんで「そういう漢字のコテコテは嫌やな」ってそう思ってたんですよ。
               Iga:『太陽の塔』否定したい訳ですね。当時から。なのでもう正反対に難しい名前を付けようと。
               Ishi:だから、『無限放送』という名前は結構好きだったので、これをそのまま英語になんとか変換してみようっていうのが『Unlimited 
                Broadcast』。 だから多分僕とか井垣君が「漢字は嫌や!」って言わんかったら、多分そのまま『無限放送』になったと思うんですけどね。
               T:結成が99年のいつぐらいですか?
               Iga:12月ですね。
               E:下北のガレージでやったライブが 一番最初ですね。
               T:その時は、何曲ぐらい演ったんですか。
               
Iga:そん時ですか?そん時は普通に30分ステージ演ったから、6曲かな。その時は自分達の曲自体、まだ12曲ぐらいかな。一応『太陽の塔』解散したのが7月で、5月ぐらいから演ってたんで半年ぐらいかけてるんですよね。やっぱ最初から熟年なんで、1回目から良いライブをしようとして結構練習して頑張ったんですけどね。今観たら全然ですけど。でもそれなりに一生懸命練習してスゲー頑張ってたんですけどね。でも反応は悪かったですね、最初は。『太陽の塔』は、明るーいバンドだったんで、もう暗ーいバンドやりたかったんです。最初は。なっ!
               Ishi:うん。
               Iga:暗い暗い言われて、メロディーも分かりにくいとか、結構いろいろ言われました。でもそういう音楽を演りたかったんです。
               Ishi:確かにライブのビデオその頃の観たら結構暗い、暗いというかね。
               Iga:やっぱ解散1発目がよーく来たんですよね、やっぱね。何人ぐらい来たかな。
               Ishi:50人ぐらいじゃない。
               Iga:そんなもんか。たいしたことないっすね。でももう次は来なかったですね。
               T:最初来たお客さんは『太陽と塔』からのファンの人ですか? 
              Iga:そうそうそう。今は、多少残ってくれてるけど、ほとんど残ってないな。やっぱ入れ代わりましたね。それもありがたいことですね。
               T:2000年入ってツアーをやるわけですよね。その頃には曲は大分できてたんですか?
               Iga:序々にですね。
               Ishi:2000年の夏。『うなぎのぼりツアー』行ってんのやな。 
              Iga:大阪とね名古屋と博多ぐらいだけ演ったとちゃうかな、最初。
               Ishi:うん、その頃はね、割りと曲、3,40曲ぐらいあった頃じゃないですかね。東京以外でもライブ演りたいな?っていう。「東京ばっかり演ってると、ちょっと面白くないやろ」って思ってた頃じゃないかな。
               Iga:すごくライブが昔は好きやったんですよね。やっぱ前のバンドの時はなかなかそういうのがままならなくて。ライブバンドに憧れあったんで。ツアーとかってやっぱり楽しいイメージで、実際行ったら楽しいし。だから結構早く行ってんな。でもまだあんまバンド固まってなかったよね。後から観たら、いつも固まってないからね。その時はその時できっと「あっ、まとまってきたなー」って思ってたんだと思うんですけどね。
               T:曲作りは、どういう感じで進行していくんですか?
               Iga:バラバラですね。あの、個人個人が作ってきて、それをまとめるって感じですね。各自、曲作るんで、それを持ち寄って「じゃあ、こんな感じの出来たで」「どれどれ」みたいなので皆でスタジオ行って合わしてみて『ちょっとソロつけてみよか』みたいなそんな感じですかね。
               T:それぞれが、曲・詩を?
               Ishi:パーセンテージからいうと、それはやっぱ井垣君の曲が一番多いですけど。
               Iga:でも波がありますからね。調子良い時・悪い時あるから。まあワシあかん時は、皆に頑張ってもらって、そんな感じですかね。頑張ってでも曲は作らなあかんとは思ってるんですけどね、うーん。だからそこは頑張りたいなといつでもどこでも思ってますね。皆いっつも、よー飲んだら「曲作らなあかんな、曲作らなあかんな」って、常に喋ってるよな。 
              
              E:うん。
               Iga:「飲んでる暇があったら作れよ」いう話やからな。「曲出来てるか? 飲みいこうぜ!」いうて。
               T:2000年の夏のツアー終わって、暮れに初のワンマンを演ってますね。
               Iga:うーん、無謀だったんですけど、やっぱ自分で課していかないとズルズルいっちゃう気がしたんで。その頃ワンマン出来るような状態でもなかったんだと思うんですけど。それもわかってたんですけど、やっぱ「こういうのや!」ってそれを課して、ステップアップしたいっていうのがあったのと、あとワンマンはね、文化祭なんですよね。すっごい楽しかったし、すごい演って良かったと思えたんで。大成功やったな。
               
Ishi:うん。確かに何かの目標を作る為にワンマンとかCDのリリースっていうのは、ものすごくわかりやすい目標じゃないですか。自分で緊張E?感とか保つために今でもビビりながらやってるんですけどね、俺は。
               Iga:ワンマン怖いッすよね。楽しみながらもね。でもやっぱり何とか入れるようにはしてます。やっぱズルズルべッタでいっちゃいますからね、人間やっぱ。頑張っていかないと。
               T:その頃、ファーストアルバムの話はあったんですか?
               Iga:いやー、もう全然ないっすね。いつやろ、2001年やな。2001年の夏ぐらいに大阪で一回取ったもんね。通天閣の下で。
               Ishi:通天閣の下で、大阪のね。
               Iga:モツ煮込み食べながら「やろうか」っちゅう話になったんすね。それまでは、そういう意味ではもう切羽詰まりながらも焦らずに、曲だけちゃんと作って良いライブしていこうっちゅうことで。だから僕らの中でデモテープ今でも作ってるんですけど、ちょっとデモテープで5曲入り…違う10曲入りか、デモテープはずーっと地味にちゃんと出して、今もう『ボリューム8』までいったんかな?それはずっと続けて。
               T:デモテープはライブ開場で販売してるんですか?
               Iga:そうです。
               Ishi:ホントそれはね、自主っていうか自分らで作ってる。井垣君が宅録っちゅうの?MTRで取って、それを自分らで家でダビングしたものを会場で売ったりとかしてる。
               Iga:はい。曲作っていって、そしたらまあ今の社長がですね「アルバム出してみよう」ってことで言ってくれたので「じゃあ出そかー」と。
               T:1st『無限放送』は、2002年春のリリースですね。
               Iga:そうっすね。2001年の夏に通天閣やって、ほんでレコーディングが11月・12月ぐらいにやったんかな。ほんで出たのが3月。2002年の3月。
               
T:レコーディングはどうでした?
               Ishi:結局、自分らで取るのも、レコーディングだし。それを何かこう小綺麗なスタジオでやるみたいな感じのイメージの違いしかなかったんですけど。
               Iga:まあでも綺麗に自分らの曲がモノになるっていうのはすごいうれしい作業ですよ。何が楽しいって、一番レコーディングすんのが楽しいですよ。なっ。
               Ishi:ま、思わぬヒットがある時あるからね。「あっカッコイイやん」と。
               Iga:思わぬ空振りもするけどね。
               Ishi:思わぬ空振り。うーん。「もっといいはずなのに」とか。
               Iga:だからレコーディングは怖いけども、やっぱチョコマカ出来るからね。この前レコーディングしてて思ったんですけど、やっぱレコーディングはギターが一番楽しいね。もうドラムとかベースとか一回流れたら終わりやからな。ギターは何か「あっ、ここ足らんわ」と思ったら「こういうの入れてみよう」とかね、いろいろ出来るから、ホントいうたらええとこで時間を1ヶ月ぐらいかけてやれたら楽しいやろなと思いますね。
               Ishi:僕らも、もうどっちかというと最後にやれたらいいんですけどね、ベースの方も。早く終わっとかな、早く終わっとかなっていう意識があるから。
               E:それプレッシャーになりますよね。
               Ishi:たとえばギターと歌入れ終わった後に、ゆっくり「もう一回いってみようか」とかなるよな。
               T:録り方はどんな感じなんですか?
               Ishi:一番最初にリズムボックスとベースとドラムと3人、3人っていうか2人と楽器で。 
              E:曲を聞きながらドーンと。
               Ishi:普通仮歌とか入れるんじゃないんですか?補えないですよ。そのリズムにとらわれるゆうて。結構それまで練習してるよな。 
              
              E:そうですね。入念にリハを繰り返してね。
               T:ディレクターとかプロデューサーの方はついてるんですか?
               Iga:もう、そういうのは全然いないですね。
               Ishi:まあ、いうなれば井垣君が弾いている時はエイジがプロデューサーで。
               T:セルフプロデュースですね。
               Ishi:まあセルフっていうんでしょうねー、こういうの。弾けない人が聞いているみたいな。
               Iga:うーん。やって欲しい人とかおるけど、そんなんまた金かかるもんな。
               Ishi:(笑)
               Iga:俺なんかニューエストの中川さんとかやってほしいねんな。それはね。
               Ishi:そういうプロデューサー呼んできたら、僕ら3回くらいレコーディング出来るかもしれませんよ。
               Iga:ほんまやな。
               Ishi:3枚くらいアルバム出せると思う。
               T:1枚目のアルバムはこの頃、沢山の曲の中で、10曲を選んだ訳ですよね。 どういう風に選んだんですか?
               Iga:みんなで、おちゃけ(お酒)飲みながら。
               Ishi:自分の心の中で流行っている曲を。
               Iga:だからそういう意味じゃ、もうベスト的な感じやんかな。やっぱりそれまでの。その時多分ね1枚目作るまでにね、『ボリューム5』か『6』まで作ってんねんな。 
              
              Ishi:デモテープね。デモテープシリーズが、だから60曲くらい溜ってる…。
               Iga:溜ってる中から選んだんですよ。そういう意E?味では初期の感じですね。2枚目もそうなんやな。割とその頃、2枚目作った頃、多分70曲ぐらいやね。その内から選んだって感じかな。
               Ishi:曲の積み重ねのやり方っていうのはアルバムとかじゃなくて、さっきも言った自分らで作ってるデモテープにあるので、いつも出す時はある程度そのベスト盤みたいな感じになりつつありますよね。
               Iga:3枚目のアルバムが、今年の4月中に出るんですけど。それは結構「さあCD出るから、もう一回頑張って曲作ろう!」って。1月にレコーディングは終わったんですけど。今回わりと新しい感じやな。俺らのすっごい今な感じの、新しい感じの曲が多いですね。デモテープにも入っていないし。
               Ishi:割と全曲書き下ろしですね。
               Iga:うん。だから15曲あるじゃないですか。これで『ボリューム7』ぐらいまで、70曲60曲の良い曲を選んだので無くなって来たんでしょうね。そうすると2年間の俺らの頑張ってきたものもここで出して「さあ、そろそろ新しいものを欲しいなー」という気持ちも。まあやっぱ新しいのがバンド的には楽しいんですよね。正直いうと。それは良い曲悪い曲抜きで。そういう意味ではすごいレコーディング新鮮やったし、もうレコーディングしながらドキドキ感も楽しかったし。
               T:その3枚目のアルバムの話を聞かせて下さい。7曲入ってますが、これはライブで演ってるんですか?
               Ishi:その7曲の内、5曲ぐらいはライブでもうやってますね。
               T:じゃあ、全く未発表の曲もあるんですね。
               Iga:そうっすね。1曲は全然やってないな。あと1曲は昨日今日ぐらいに出来た。
               Ishi:弾き語りのはね。
               Iga:弾き語りの曲は。マスタリング前に出来ればええわと思ってるから。
               Ishi:逆にレコーディングした後にライブでやり始めてるのが多いから。だから3枚目のアルバムは結構、どういったらいいやろ。僕らの中でそろそろ飽き始めてるっていうか。もうこの前のツアーでレコーディングして楽しくてすごい演ったんで。まあでも、そうやってどんどんリフレッシュしていって、次の4月はまた新作みたいなんがあったらおもろいなと思ってんですけどね。
              
               T:3枚目は、「新しい感じ」という事なんですけど?
               Iga:基本的には一緒やないの?一緒って言ったらあかんかな。でもポップかな今回。何か知らんけど。デモテープを聴くとすごい思うんですけどね。これね、すっごい膨れるんですよね。この時期この時期でやっぱ同じもの入れて、選ばずに入れるんですよ、デモテープは。すっごい波があるんですよね。この今までのアルバム2つは、どっちかっていうと今までのを全部あの中から選んでるんで、そういう振れがないんですよね。わりと王道みたいな。『アンリミ』の中心曲が出来てるって感じなんですけど。今回は書き下ろしが多いから、そういうのでポップな方に振れたのかな?っていう感じが凄くしますね。 
                口ずさみやすいかも。 だから皆、 明るく楽しく口ずさんでいただきたいな?っていうのはありますね。この前、デモテープの『ボリューム8』も作ったんですよね。そのアルバムと同時期に。それもすーっごいポップやったから、多分ポップ方向に今、今のアンリミですけどね。これ、だから今度逆にロックなんですね、また。
               Ishi:すみませんね。もうデモテープとCDと分けんで、ややこしくて。
               Iga:でも結構デモテープっていうのデカいんですよね。
               Ishi:デモテープは『Vo.1』から『Vo.8』まで出てます。CDは3枚目が出ます。 
              T:デモテープとCDの自分達の思い入れの違いっていうのは何ですか?
               Iga:いや、簡単ですよ、それは。デモテープは、僕らあったものをその場その場でパッキングしてくる、今の『アンリミ』の出来た曲を。ボツり曲もなくて全部入れてくって感じで。僕、CDはやっぱみんなのホンマの。始めて聴く人も多いやろうし。その時その時のベスト盤みたいな感じのイメージかな。CDの方は。
               T:去年、2002年はライブを結構演ってますよね。
               Iga:去年は演りましたよ。
               Ishi:去年ね、184本。猿のように演りましたね。
               T:2日に一回のペースですよね。
               Ishi:もう血も出てきましたね。
               Iga:ホンマに。頑張ったね。すっごい頑張った。
               Ishi:あのね。こんなに演る予定はなかったんですよ。でもね、ところどころ入ってくると、それにくっ付けていきたくなっていくというか、ちょっとマゾなんでしょうね。
               Iga:いや、でも、頭に「今年は、よーやろう」って決めてたんすよ。それは決めてたんすけど。「よーし、今年は、ちょっと頑張ってアンリミ広めよう」って。100本とか120本のイメージだったんすけど「150越えるなー。150越えたら180、2日に1回にしようや」っていう事で、最後はもう頑張って入れたよな。
               Ishi:12月の追い込みが凄かった。
               E:でも、飲みながら「200本いきたかったな」という話をしてたんですけどね。
               Ishi:じゃあ来年200本いこか。
               Iga:でも、36年生きてきた中、一番演りましたからね。そういう意味じゃ、よー頑張ったなと思いますよ。
               T:来てくれるお客さんの中でリピーターも?
               Iga:やー、いますよ。この前言われたんはね「45本来た!」って、一年間で。
               Ishi:俺、「74回来た!」っていうの聞いたよ。
               Iga:凄いなー。ありがたいですね。
               T:北はどこから、南はどこまでだったんですか?
               Ishi:北は旭川、南は熊本まで行きましたね。
               T:行ってない県ってありますか?
               Ishi:10県くらい行ってないとこありますよ。
               Iga:奈良行ってないね。岡山行ったな。滋賀行ってないな。山口とか。
               T:今年入って今2月ですが、ちょっとお休みをとってるということですね。
               Ishi:休みって言っても2週間なんですけどね。
               Iga:それでも2月に6本ライブやるから、休みでもないんですけど。
               Ishi:去年が怒濤すぎたんで休んでる気がしますね。
               T:3月以降はどういう活動になるんですか?
               Ishi:3月は東・名・阪でライブやりますね。『茶番』っていうバンドと一緒にまわります。それで4月は3枚目が出るんで。
               Iga:一ヶ月ぐらいずっとレコ発ツアーやって、5月に東京でワンマンやって、それでまた遠く行くって感じかな。
               Ishi:6月ぐらいまでは大体流れが決まってるんですよね。なんやゆうても、ライブは多いですね。
               Iga:今年も120ケ所ぐらいは行きそうやね。
               Ishi:ドサ回りのようなライブを(笑)
              
              2003年4月16日には3rd ALBUM「僕らは間違いを越えて 正しさその向こう側へ」をリリースし、レコ発ツアー、そして5月30日には下北沢CLUB 
                Queにてワンマンライブを行う『Unlimited Broadcast』。今後も躍進を続けていく彼らに、momentは注目し続けていく。『Unlimited 
                Broadcast』の音源情報やライブスケジュール、最新情報はweb siteにupされていくので、そちらも是非共チェックして欲しい。 
              
               Unlimited Broadcast HP
http://unlimi.cside.com.