Talk & Interview #99「moment 10th (PART2)」

今年2011年、結成から9年を数えたmoment。もうじき更新100回目を迎えるHPの約10年間を振り返る。雑感的コラム。そのPART2。

(2011年3月某日/momentにて/TERA@moment)





  「 moment 10th (PART2) 」
 

   Talk&Interview #99
 
  

 
 moment 10th (PART2)

特集:「momentの10年」(PART2/2003-2007)

2012年に10年を迎える「moment」。もうすぐホームページも#100、100号目を数えることになりました。それを目の前にして今年定期的に、momentホームページを中心とした活動を辿ります。そのPART2。

TERA@moment(以下:T):前回のPART1では、この映像団体「moment」が結成された2002年から2003年の夏までの事を書きました。今回は一気にスピードUP、飛ばして行きます。

T:映像団体が開催した初ライブイベント。初台ドアーズのステージ後ろには大きな白いホリゾントがあり、そこにVJ映像を映し出しながら、アーティストが次々に登場してロックな音楽を展開しました。「moment jam session」というイベントシリーズには、箱バン的な豪華なモーメントバンドの存在もありました。記念すべき#1では、キーボード西本明、パーカッション里村美和、ギター長田進、ベース小野田清文など、佐野元春と共に80年代から94年まで「ザ・ハートランド」という名前で活躍したミュージシャンの方々です。このシリーズでは、#1から#5まで、百人近くのアーティストやミュージシャンが素敵な演奏を披露してくれました。イベントシリーズの詳細は「about moment」からリンク先をご覧下さい。

T:ショートフィルムを毎月1本製作しながら、3ヶ月に1本のイベント開催というサイクルが数年ありました。そのショートフィルムには友人の音楽家の方が役者として出演したりというケースも多々あり、その流れに乗って、DVD製作プロジェクトも始まりました。主に音楽映像のDVDです。<プロペラ><三宅伸治><ピカソ><鈴木雄大>という並びが一番初期のDVD製作タイトルです。このインディペンデントでのDVD製作は撮影、構築、デザインまで、若いモーメントチームの努力で確立されていき、今ではレギュラー的なタイトルを含めて年10タイトルぐらいを製作しています。手探り状態でやっていた当時が非常に懐かしく思います。

T:モーメントサイトでは毎回、様々なアーティストのインタビューも掲載されております。正月には新春対談なるものもあり、友人の音楽家が新作をリリースするタイミングには最新インタビューも掲載したりと、今読んでも楽しめる内容ばかりです。このインタビューには当初映像メッセージも付けられていました。それが「月刊」企画に発展して、「月刊:ピカソ」「月刊:種ともこ」「季刊:藤岡正明」などの映像コンテンツに。今も「月刊:杉真理」が掲載中(春から季刊になる予定)です。様々なロングインタビューは、是非!お時間有るときに表紙の上のバナーからアーカイブを楽しんで下さい。

T:2006年、YouTubeの時代がやってきて映像配信も一般的に当たり前の時代になりました。それまでモーメントは映像コンテンツを某ネットサーバーに上げて映像配信していましたが、2008〜9年からは徐々にYouTubeサイトにオフィシャルページを開設移行して映像配信してます。

T:2007年、モーメントも5年が過ぎて、音楽的にも映像的にも変革が必要になってきました。少し惰性的な流れになって来たその年の暮れに一旦サイクルをゼロに戻して、数ヶ月模索した結果、新たな映像作品に取りかかりました。<revolution et voyage>。革命と旅をテーマにした映像シリーズです。

T:「自由で革新的な感覚の映像ならば何でも良かった」というのは本音ではありますが、その映像に乗せる音楽を何にするのか?それは意外に直ぐに結果が出ました。或る出会い。初期のモーメント映画で最も重要な短編「ジャーニー・トゥ・ロック・ザ・ロック」の平松れい子監督が一人のヴァイオリニストを紹介してくれました。0に戻したモーメントが1になる瞬間。

T:2007年暮れ。12月に毎年恒例になっている「クリスマスセッション2007」のオープニング映像を作っている時期。1台のヴァイオリンを抱えて山本紗由がモーメントにやってきました。話の流れのアイデアでオープニング映像用に(クリスマスセッションのテーマ曲になっている)「ほこりだらけのクリスマスツリー」を山本紗由がその場で演奏してくれた瞬間が、今の<モーメント・ストリングス>の始まりです。

T:2008年<第二期モーメント>のスタートです。

PART2 end>>>



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