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momentが注目したカルチャーやイベント情報、コラム等掲載のNEWS MAGAZINEです。

#38 contents

CLIP:「Eyes'」スペシャルメッセージ
LIVE:06.03.12 「プロペラ&フラワーカンパニーズ『KEEP ON!! vol.6』」
(東京・吉祥寺PLANET-K)
LIVE:06.04.26 「ありましの/レコ発ワンマンライブ『詩乃会/ヒカリノワ』」
(東京・恵比寿SWITCH)

連載コラム:TERA'S SOUNDTRACK REVIEW #38/勝利への脱出
散文詩:「#08/冬の部屋」 KanaT



 「Eyes'」スペシャルメッセージ


今回、moment web site初登場になる「Eyes'」。
初めて名前を聞いた方も、すでにライブを観ている方も、
一度チェックして下さい。
今回のメッセージ映像では、何が飛び出すかは、観てのお楽しみです!


Eyes'の詳しいインフォメーションに関しましては、
Eyes'オフィシャルHP(http://eyesvoice.net/pc/)まで。

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(BB環境のある場所にて、お楽しみ下さい)


 06.03.12 「プロペラ&フラワーカンパニーズ『KEEP ON!! vol.6』」 (東京・吉祥寺PLANET-K)


momentでは、すでにお馴染みの、「プロペラ」久々のライブツアーは、
フラカンとの2マンで始まります。
場所は、「吉祥寺PLANET-K」。どんなライブイベントになるのか、
今からとても楽しみ。
この貴重な2マンライブ、お時間ある方は是非!

日時:2006年3月12日(日)
場所:「吉祥寺PLANET-K」
時間:open/18:30 start/19:00
料 金:前売り¥2500 当日¥3000
問い合わせ:PLANET-K 0422-21-7767


プロペラの詳しいインフォメーションに関しましては、
プロペラオフィシャルHP(http://www33.ocn.ne.jp/~propeller/)まで。


 06.04.26 「ありましの/レコ発ワンマンライブ『詩乃会/ヒカリノワ』」 (東京・恵比寿SWITCH)


こちらもお馴染みの。「ありましの」待望のニューアルバムが
リリース決定しました!
それに合せて、レコ発ワンマンライブ、『詩乃会/ヒカリノワ』を
開催いたします。
彼女にとって、ターニングポイントになるだろう、このCDイベントに是非!

日時:2006年4月26日(日)
場所:「恵比寿SWITCH」
住所:東京都渋谷区恵比寿3-28-4 TEL:03-5795-1887
料金:前売2,500円/当日3,000円
問い合わせ:「恵比寿SWITCH」HP(http://www.atono.co.jp/switch)
主催:南桴舎

ありましのさんの詳しいインフォメーションに関しましては、
ありましの・オフィシャルHP(http://www.shunon.net/)まで。



連載  from TERA

TERA's Soundtrack Review このコーナーでは毎月1枚、映画のサントラを作品と共に紹介します。

#38
『ESCAPE TO VICTORY/邦題:勝利への脱出』

音楽:BILL CONTI (ビル・コンティ)
1980年/米/ジョン・ヒューストン監督作品。1時間56分。
ジェリー・フィッシャー撮影監督。エヴァン・ジョーンズ脚本。
シルベスター・スタローン、マイケル・ケイン主演。
マックスフォン・シドー、ペレ、キャロル・ローレ他共演。

この映画の頃は、監督だか役者だか解らない存在であった、
ジョン・ヒューストン監督作品。1941年「マルタの鷹」から始まり、
「黄金」「キーラーゴ」「アフリカの女王」「白鯨」「許されざる者」
「荒馬と女」と、60年代に数々の名作を送り、
1975年の「王になろうとした男」で一端休止状態。
そこで久々の監督作品が登場!「えっ?この作品で?」と、当時は笑った。
その間の出演作も「テンタクルズ」「ジャガーNo.1」だから、
この監督は面白い。
出演作でお勧めは「チャイナタウン」と「風とライオン」「荒野に生きる」。

今回、特筆すべき人物は、撮影のジェリー・フィッシャーである。
リチャード・ハリスの「荒野に生きる」「ジャガーノート」、ミア・ファローの「見えない恐怖」、
そして、ジョセフ・ロージー監督、「恋」「人形の家」「パリの灯は遠く」等の作品がある。
中でも、ジョセフ・ロージー作品については是非ともチェックをしていただきたい。
個人的な事だが、この監督の生涯を追ったドキュメント作品にロンドンの友人が関わっていた。
それだけの理由ではないが、是非一度観て欲しい作品のひとつである。
その作品は、1998年製作の邦題「ジョセフ・ロージー/四つの名を持つ男」という映画で、
監督はハリウッドにも進出している中田秀夫であり、製作も担当している。

話はそれたが、この映画はナチスの収容所から脱獄する「大脱走」の流れで、
それにサッカーという材料をプラスした展開の戦争アクションものである。
音楽のビル・コンティは、出世作「ロッキー」の2と3の間にあたる作品で、
スタローンとは、近作「ボディーガード」も手がけているほどである。
個人的には、この作品も含め「ベストキッド」「ライトスタッフ」「グロリア」、
「ブロードキャストニュース」「ネイバーズ」等が、お勧めしたい担当作品。

現在、DVDで観れます。国内正規盤はなく、
輸入限定盤CDが「渋谷すみや」等で発売中。


連載  散文詩:「#08/冬の部屋」 KanaT





「冬の部屋」     by KanaT

  

  凍てついた
  街路樹 
  通りには
  誰かの足音が
  掠れて響く。
  
  仄暗い部屋で
  私は
  ある小説の
  一節を
  読んでいる。
  膝の上には
  背を丸くした
  猫が
  一匹。
  天井を
  ただ
  見つめ
  在り来たりな
  日常に
  喉を鳴らしている。
  ひた向く
  言葉は
  ストーブの上で
  燃え尽くされて終った。  最後の冬は
  どしゃぶりの
  窓に過ぎ
  昨日
  終わった恋は
  まるで絵空事。
  水色の時間は
  死んだ
  魚の様に
  無口に
  浮ぶ。
 
  
  冬は未だ残っているのです。
  
  凍てついた
  街路樹 
  通りには
  誰かの足音が
  また
  掠れて響き
  仄暗い部屋で
  私は
  まだ小説の
  一説を
  読んでいる。
  雨は
  止まず
  私の
  大事な
  がらくたも
  ことさら
  不安げに
  こちらを
  覗いているのです。