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momentが注目したカルチャーやイベント情報、コラム等掲載のNEWS MAGAZINEです。

#11contents
Report「DSL/ドクター・ストレンジラブ」 NEW ALBUM REPORT PART-2
Liveミュリエル・アンダーソン(10/21 at Back in Town)
Event「midnight theme@ club FAI 」
Web site「二人芝居+二本立て『二等辺三角形』『蜜の味』」
Web site「radiofish」http://www.tfm.co.jp/radiofish/
連載:TERA'S SOUNDTRACK REVIEW/KEN'S BOOK REVIEW

 




 「DSL/ドクター・ストレンジラブ」 NEW ALBUM REPORT PART-2

「DSL/ドクター・ストレンジラブ」 NEW ALBUM REPORT PART-2

  前回お届けしたNEW ALBUM REPORT PART-1から約1ヶ月。
最新のDSLの活動をどこよりもいち早くお伝えします。


  9月から始まったニューアルバムのレコーディング。
ボーカル録り最終日11月2日、都内某スタジオに伺いました。
スタジオにはやや緊張感のDSLの2人と、今回のアルバムで、作詞以外にジャケット及びアートワークでも参加しているnanacoの姿も。

すでにレコーディングも最終段階ということで、まだ仮タイトルではありますがDSLからニューアルバムタイトルを教えていただきました。タイトル名は、「The river of the blue blood」です。

来年早々にも、届けられるであろう前作「Twin Suns」から、約4年半ぶりとなるニューアルバム「The river of the blue blood」(仮)。作業も残すところ、トラックダウンとマスタリングになりました。来月の#12ではSpecial issue内にて最終レポートを特集します。
アルバムの全貌もはっきりする時期に合わせての内容になる予定です。尚、DSL2人の緊急コメントを収録しましたのでお楽しみください。

Movie

『DSL recording clip Part 2』

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(BB環境のある場所にて、お楽しみ下さい)





 ミュリエル・アンダーソン(10/21 at Back in Town)


ミュリエル・アンダーソン(10/21 at Back in Town)

  みなさんこんにちわ Virtue Records Tokyo の長谷川です。
先日、エド・ガーハードの友人でもあるミュリエル・アンダーソンのライヴコーディネイトをやらせていただきました。
実はミュリエル・アンダーソン、アメリカではトップランクにランキングされるほど凄腕のギタリストなんです。皆さん良く御存じのチェット・アトキンスからも賞賛され、未だに現役のレス・ポールともニューヨークでたびたびセッションしていたり先日もジョー・サトリアーニ、スティーヴ・ヴァイ、イングウエイ・マルムスティーン、G3のコンサートに顔を出したり、毎年夏に行われるレス・ポールのギタリストのイベントにはスティーヴ・モーズなどと一緒に名を連ねる程、素晴らしいギタリスト
なんです。今回来日のライヴでは本当に笑顔を絶やさず素晴らしい演奏を聴かせてくれていました。彼女の演奏の内容はヴァリエイション豊富で幅広く、さすがにトップランクにランキングされている彼女のギタープレイ、彼女のギターに対する熱い想い、人格を垣間見ることが出来ました。来年桜の咲く頃にまた来日を予定しているとのことなので、皆さんもミュリエル・アンダーソン再来日の際はぜひライヴに足を運んで観て、聴いてください 素晴らしいギタリストですよ!

Junya Hasegawa



 「midnight theme@ club FAI 」

midnight theme @ club FAI 11.11   乖離し始めたダンスカルチャーとヒップホップ、見失われはじめたレアグルーヴとジャズ東京で失われていくわれわれの遊び場を守るためミッドナイト・スィームは2001年9月に始まったオモテの人間に搾取されたアンダーグランドを取り戻せ。というコンセプトでこのイベントは行われています。
  僕がVJとして参加しているのは、三ヶ月前からなんですが、毎回大人の感じのかっこいい音楽が毎回流れています。
毎月第二火曜日に青山のFAIというクラブでやっています。
ちょっと興味がある人は、一度遊びにきてください。                                

JUN
 


 「二人芝居+二本立て『二等辺三角形』『蜜の味』」

「二人芝居+二本立て『二等辺三角形』『蜜の味』」

先日、阿佐ヶ谷にある「ザムザ阿佐ヶ谷」にて上演された素敵なお芝居のHP。
中には、裕木奈江によるアートワーク等も掲載されている。
かすかな余韻を残した、このページを、是非、開いて見てほしい。
(すでに公演は終了していますが、、、)
裕木奈江と若松泰弘の二人芝居の二本立てに、
momentメンバー達は、しばし時間を忘れて酔いしれました。
ますます成熟した演技を披露した裕木奈江の熱演が光ったお芝居でした。
二人の今後の活動にも注目していきたいと思う。

HP→http://www.vanillasky.jp/play/

 radiofish:DJ佐野元春

TOKYO-FM(80.0MH)で土曜20:00からON AIR中のラジオ番組「radiofish」のHP。
佐野元春が、DJ、選曲、構成を担当する音楽プログラム「radiofish」。
土曜の夜のひととき、素敵な音楽とDJ佐野元春に耳を傾けてリラックスしていただきたい。
このHPでは、毎週ON AIR後、DJ佐野元春による「放送後記」が聴ける。
エコロジー・オンラインによる「エコロジー・レポート」も注目。
radiofish

 待望の最新シングル『君の魂 大事な魂』が、12月17日にリリース決定しました!
詳しくは、オフィシャルHPまで。http://www.moto.co.jp/

  また、11月15・16両日、鎌倉芸術館においてスポークンワーズ・ライブ「in motion 2003」が開催
されます。詳しい情報はHPよりどうぞ。(http://www.moto.co.jp/live/live_info/info_top.html



連載  from TERA and KEN

TERA's Soundtrack Review このコーナーでは毎月1枚、映画のサントラを作品と共に紹介します。


#11
『SOMEWHERE IN TIME/邦題:ある日どこかで』

音楽:ジョン・バリー(JOHN BARRY)
1980年/米/ヤノット・シュワーク監督作品。スティーブン・ドゥッシュ製作。 クリストファー・リーブ主演。ジェーン・シーモア、クリストファー・プラマー、 テレサ・ライト他共演。リチャード・マティスン原作・脚本。


『激突!』『縮みゆく人間』『地球最後の男』などのリチャード・マティスンが、1975年に書き下ろした小説『BIG TIME RETURN』を映画化した本作『ある日どこかで』のサントラは、MTV登場前の本来のサントラの形をまだ留めていた頃の作品になる。現代劇というか完全にSF映画の様相を呈しているのだが、どこか上品な往年のハリウッドテイストをも残している不思議な映画である。この全編に流れる美しい音楽を手がけているのが、『007』シリーズや『真夜中のカーボーイ』『フォローミー』『死亡遊戯』『白いドレスの女』等、さまざまな映画音楽を残している巨匠ジョン・バリー。彼は『野生のエルザ』『冬のライオン』『愛と悲しみの果て』『ダンスウイズウルブス』等でアカデミー賞を受賞している。


  話は1972年、米ミルフィールド大学から始まる。戯曲作家を目指す主人公のリチャード・コリヤー(クリストファー・リーブ)の初公演が母校で上演された夜のパーティ会場。祝福する友人達の間から、一人の清楚な装いの老婦人が現れ「COME BACK TO ME!」と一言いうと、1つの時計を渡し去ってゆく。それから8年経ち、プロの戯曲家になったリチャードは、そのスランプから逃れる為に車を走らせ郊外に。故郷ミルフィールドで通りがかった「グランドホテル」に宿を取る。彼は、ホテル地下の「史料展示コーナー」を見て回る。そこで古びた一枚の美しい女性の写真に心を奪われる。女性の名はエリーズ・マッケナ(ジェーン・シーモア)。遠い過去にこのホテルで公演を行った看板女優である。昔からホテルで働くアーサーという男からエリーズの情報を聴いたリチャードは、翌日からエリーズの事を夢中で調べ始める。結果、エリーズは、8年前にパーティ会場に現れた老婦人本人であった事を突き止める。すでにこの世の人ではなかったエリーズとの間に、運命的な、ある「証拠」を手にするリチャードは、時を超える試みを行うのである。そして、、。といったストーリー展開である。

サントラの内容は、M-1『SOMEWHERE IN TIME』は、映画の題名曲。M-2の『THE OLD WOMAN』は、映画の冒頭に現れる老婦人のテーマ。M-3の『THE JOURNEY BACK IN TIME』は、過去への旅を行うリチャードのバックに流れる音楽。M-5『RHAPSODY ON A THEME OF PAGANINI』では「ラフマニノフのラプソディ」を使用している。これは、過去での二人のテーマ曲として印象的に流れて行く。M-9『THEME FROM 'SOMEWHERE IN TIME'』は、M-1のテーマ曲を、ピアニストのロジャー・ウイリアムスが弾いている。

#3のこのコーナーで取り上げた同じジョン・バリーの『フォロー・ミー』と『ある日どこかで』の2本立てを映画館で観れる日があるとすれば、しばらくは映画を観なくてもいいかも知れないくらい個人的には、このテの映画音楽でこれに優るものは、今だ現れていない。ダントツ一位を付けてもいい。またこの映画、本国では多くの熱狂的なファンを持ち、ファンサイトがある。
『ある日どこかで』のファンサイトはこちら→http://www.somewhereintime.tv/

このサントラCDはMCAより輸入盤がリリースされている。
『ある日どこかで』は、やっと待望の日本版DVDがリリースされたばかり。
是非!チェックして、是非!一度、観て下さい。

 



KEN's BOOK Review 漫画、小説、雑誌など「誰かに教えたい!」と思う、"本"を毎号、紹介していきます。


#11
『遠くにありて(全2巻)』

著者:近藤ようこ
版元:小学館
発行:1989年

 東京からUターンして地元で就職をした女教師の人生観の変化を、地元でのせめてもの自由を求めて借りた部屋の大家のおばあちゃんとの交流などを通して描く。テーマ的にいえば、いつも重く、だけども自分達の身近な生活に潜む、深刻な問題を提議をする近藤作品のなかにあっては、わりとささやかな問題を扱っているほうではないか。

近藤ようこの漫画は派手さがなく、20年以上のキャリアを持ちながらあまり一般に知られていない。代表作というと映画化された『アカシアの道』か、テレビドラマ化された『ルームメイツ』ということになるのだろうか。デビュー以来良質な作品をコンスタントに発表している。どれもお薦め。泣けます。